アラキドン酸とは

アラキドン酸とは

アラキドン酸というのは、食べ物から摂取したリノール酸を原材料として、体内で合成される必須脂肪酸です。と言われても、「じゃあ必須脂肪酸というのは何?」という話になりますが、必須脂肪酸というのは、人間の身体に必要不可欠な物質でありながら、人間の身体の中だけで合成出来ない脂肪酸の総称です。

 

体内で作れない以上、人間は食べ物として外から入れないといけない栄養素ということになりますね。

 

最近アラキドン酸が注目されはじめているのは、脳機能との関係が指摘されはじめているからです。

 

脳機能との関係と言うとDHAが先に有名になりましたが、アラキドン酸もDHAと同じように魚の油の中に多く含まれる不飽和脂肪酸です。

 

不飽和脂肪酸というのは、脂質の材料でありながら血液中のコレステロールの量をコントロールしたり、中性脂肪の量をコントロールしたりするはたらきがある物質で、他の脂肪酸とはちょっと違うはたらきをする特徴があります。

 

不飽和脂肪酸の中にもさまざまな種類が存在します。

 

アラキドン酸が脳の健康を維持するのに必要不可欠ということがわかり、国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)によって設置された「国連食品規格委員会(コーデックス委員会)」は乳幼児の飲む粉ミルクへの配合を推奨するようになりました。

 

栄養を母乳に頼るしかない乳幼児には、十分な脳機能の発達を促すためにアラキドン酸が必要とされたわけですね。同様に、高齢者の脳機能を回復させる有用性も期待され、研究が始まっています。